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大井競馬場 内馬場行こうゼ!その1

大井競馬場 内馬場 トップ画像

大井競馬場には内馬場があります。

 

川崎競馬場の内馬場はフカフカの芝生でのんびりくつろぎながら馬券を楽しめる「癒し競馬」です。

 

一方、大井競馬場の内馬場はどうでしょうか。まずはその1では内馬場までの道のりを紹介します。

2014年東京シティケイバのキャッチコピーが「夜遊びしようぜ。」です。2015年以降はどうするかはあまり考えず、タイトルを内馬場行こうゼ!としてみました。


というわけでまずは内馬場までの道のりを紹介します。

内馬場通路

内馬場への道はL-WING前と4号スタンド前の2か所あります。


4号スタンドから内馬場へ向かう道はダンジョンのような楽しさはありますが、取り上げるに足りないので、紹介の中心はL-WING側の通路といたします。


さて写真の照明は通路に何かの絵を投影しています。さてなんでしょう。ヒントも無い酷いクイズです。

内馬場通路 大井

正解は視力検査、じゃなかった、蹄鉄です。

内馬場 通路 その2 蹄鉄

このように馬が歩いた跡のように照明が照らされています。それにしても歩幅がデカすぎるような。どんなサイズの馬だ。

内馬場 通路 大井 L-WING

こちらはL-WING前と内馬場をつないでいる通路です。


暗い場所では能力が発揮できないカメラで撮影したのでボンヤリ紫がかった通路にしか見えませんが、実際にこの場にいると大変幻想的であります。

内馬場 通路 天井 星座 点灯前

天井にペガサスの絵が描かれています。とても薄く書いてあり、えらい地味な演出だなと思っていたら大間違い。青と紫の照明で通路が彩られたら・・・、

内馬場 通路 L-WING側 星座 ファンタジー

なんとそこには夜空を駆ける天馬、ペガサスが浮かび上がるではありませんか。ペガサスの周りには星がキラキラと瞬き、とても幻想的な空間が広がります。

 

ここに佇むだけでも30分は楽しめるなあ。お台場のヴィーナスフォートを歩いているように、時の経過を忘れるような素敵な場所です。

大井競馬場 内馬場への道 幻想的な照明

この通路、おそらく内馬場開放時しか通れないと思われます。

 

内馬場は東京トゥインクルナイター開催時でも夏場しか開放されませんので、この通路の稼働期間は大変短いものとなっています。加えて内馬場まで入ってくる利用者は非常に少ないので、おそらく認知度のかなり低いオシャレエリアでしょう。

 

ですがいいじゃないですか。殆ど利用されない場所にもエンターテイメントの仕掛けが施されているなんて。

 

無駄な金をかけない風潮の中で、このきめ細やかな演出がとても嬉しいです。日常生活の場でも職場でも、日頃過ごしていく上で、ほとんど意味の無い所にも何か凝ったものがあると、その生活の質がグンと上がりますからね。

 

無駄なくそつなく多数派の流れに乗って過ごす生き方は器用な生き方なのかもしれませんが、個人的にそういう生き方は、社会のシステム(世の中の仕組み)に飲み込まれ、その中で生かされ働かされ金を使わされる、社会システムのスレイヴのような生き方に思えてなりません。

 

金をかけてファンサービスの設備を整えたが利用者が殆どいない。何とも無駄でユルい話です。しかしとても面白い話じゃないですか。

 

そして、こういうユルさを楽しむのが地方競馬の醍醐味の一つです。