場内散歩 その1
盛岡競馬場の正門です。
コンクリのブロックの間から雑草が生えている事と人が見当たらない事で地方の競馬場と認識できますが、それ以外は中央の競馬場と遜色無い素晴らしい外観です。
入場料がまさかの200円!
JRAに属している新潟競馬場が100円なのにNARの盛岡競馬場が東京競馬場と同額です。建設にお金がかかりましたからね。入場料収入が総事業費41,000,000,000円の回収にどれだけ貢献しているのか・・・。担当者は数字を出すのが怖いでしょう。
色々な事情が重なって生まれた訳アリプライスの200円。味わい甲斐があります。
アントワーヌ・ブールデル作の馬像。
正面から見ると後方建物のガラス窓と重なり、ペガサスが翼を広げて盛岡の空へ飛翔する姿に見えます。
阪神競馬場のセントウル像は重賞のタイトル(セントウルステークス)になっているのにとても地味ですが、こちらの馬の像はとても存在感があります。
やはり馬は絵になります。
エントランス広場を左側(4コーナー側)に進むと緑と草花豊かな公園が広がっています。これからその公園をご紹介いたします。
じぇじぇ!!先ほどの馬像とは異質の存在感を放つ像を発見!!!
タイトルは馬と少年たち。子どもと乗馬の組み合わせは悪くありませんが、競馬と子どもの組み合わせは正直言って良くありません。
オブジェ作りのプロフェッショナルが制作されたのでしょうが、芸術性を楽しむよりギャグのネタに使いたくなるオーラを放っています。
吹き出しに台詞を入れて遊びたくなります。
このテの大喜利はテレビタレントのさまーずが得意そうです。
このオブジェは1,000年くらい経たないと価値は出ないんじゃないかと思います。裏を返せば1,000年は持ちそうな頑強な造りをしています。裏返す意味はありませんが。
ところで、1,000年経ってその時代の考古学者が盛岡市の山に調査へ入り、このオブジェを発見したら、こりゃ大変な発見だと驚くでしょうねー。
1,000年後の高名な学者たちが、当時の盛岡市民は豊作を祈念して農耕馬の脚を祀っていたと珍解釈されたらそれはもうギャグの世界です。
このオブジェが豊作を祈るシンボルとする説で落ち着いたら、1,000年後の盛岡の町おこし担当の役人と旅行代理店は放っておかないでしょう。
ゆるきゃらとB級グルメをくっつけて観光スポット化させるのは確実です。
その結果盛岡市は観光収入が入って大喜び。計画時点で絶望視されていたオブジェの制作費用も1,000年かけて奇跡的に回収。めでたしめでたし。
偉大な足。GREAT LEGS・・・。
脳みそに汗をかいていないのが丸わかりなネーミングです。制作費を出捐した人がおっこりますよ。
管理人がネーミング担当者なら「盛岡競馬場に足」とそのまんまのネーミングを。
「糠に釘」「焼け石に水」それに「盛岡競馬場に足」。ほとんど効果の上がらないもののたとえ。制作者がおっこるでしょうなぁ。