場内散歩 その1
船橋競馬場は馬券を買うまでに日本で最も歩かなければならない競馬場かもしれません。
新しくできたアタリーナはとても近代的です。
横のパドックと有機的に結合していてパドック分析派にはとても便利なつくりになっています。
このページでは船橋競馬場の正門からアタリーナまでをご紹介します。
※このページはハートビートナイター開幕前に作っています。
写真は船橋競馬場入口前。
妙な位置に馬券販売機を置いています。
船橋競馬場は駐車場から入り口まで結構歩かなければならないので写真の場所に着くまでが一苦労です。
入り口前の販売機は歩き疲れた人への救済策なのか、入場料100円を惜しむ人へのサービスなのか。
ねらいはよく分かりませんがそこそこ賑わっています。
船橋競馬場の正門です。
動物園の入場門に見えなくもありません。
設計者は馬のいる所だからという理由で動物園を意識したのでしょうか。
入場門の隣に一方向にしか回らない鉄棒でできた回転ドアがあれば動物園の門そのものですが、そこまで厳しく再入場を取り締まっているわけではありません。
場内は十分すぎるくらい開放感にあふれています。
良し悪しはともかく、他の南関の競馬場内は(コース前を除けば)限られた敷地に必要な施設を目一杯詰め込んだ造りになっているので、船橋競馬場の開放感はオンリーワンの見所と言えなくもありません。
右側電光掲示板の下にパドックがありますが、まずは左側に鳥の羽のような屋根が写っている場所へ行きます。
広い敷地が広がり、歩きやすくなっています。
鳥の羽のような屋根がついている建物はアタリーナといいます。
おそらく当たりとアリーナを掛け合わせたのでしょう。アテタイナ。
アタリーナの建物内部に入る前に、外側のご紹介をいたします。
写真のとおりアタリーナの外に馬券売り場があります。
写真左側がアタリーナで右側がパドックになります。
で、こちらの画像はスタンドからパドックを覗いたものです。
船橋競馬場のパドックのデザインが新しくなり、人工芝の野球場のような色使いになりました。
曲線が美しい屋根はパドック党の大きな味方です。
この屋根の下にいれば雨に濡れることなくパドックと馬券売場を往復できます。
ところで、スタンドの手前にこんな便利な場所を作ってしまうと、スタンドへお客さんが回遊しないのではといらぬ心配をしてしまいます。
ぶっちゃけた話、交流重賞開催日で無い限り、アタリーナ周辺の馬券売り場と食堂だけで事足りてしまいます。
ひょっとしたら船橋競馬場側はそれでよしと思っているのかもしれません。
そして現存する建物は近々取り壊して川崎競馬場のように民間のショッピングモールの誘致も考えられます。(※2015年にオーケーストアという食品スーパーが場外の敷地に誘致された。)
今後のエフケイバの動向に注目です。
アタリーナの内部です。
ボウリング場のようなポップなデザインになっていて、馬券を買うのは健全な遊びであると錯覚させる効果がありそうです。
東京競馬場のフジビュースタンドで見た事のあるデザインです。
同じ業者が造ったかもしれません。
館内は馬券の自動販売機とドリンクの自動販売機があるだけの素っ気ない造りです。
その素っ気なさが船橋競馬場らしさを表しています。
金のキャロッタ像。
船橋競馬場のマスコットキャラクター・キャロッタ君の金の像です。
アタリーナは馬券購入に特化した建物なので、来場客を楽しませる仕掛けは無く、ひたすら馬券を買うだけの場所です。見所といったらキャロッタ像でしょうか。
今後は集客の為に様々なイベントをアタリーナで打ち出していくのではないかと期待しています。馬券を売るだけだったら勿体無い建物ですから。
以上、ハートビートナイター開幕前の感想です。
正直この時点では物足りなさを感じていた船橋競馬場ですが、ナイター競馬開幕でその印象がオセロの石の如くくるりと覆されるのです。
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