場内散歩その1
川が北に向かって流れる地、金沢。
川の流れと関係は無いと思いますが、金沢競馬場のサービスはどこか中央競馬や南関東競馬とは違います。
中央との連携が薄いからこそ生まれたサービスを楽しむだけでも金沢に来る価値はあると思います。
金沢は楽しい競馬場だろうと入る前から大体見当がつきます。
なぜならば、金沢競馬場はJRAに属さぬ石川県と金沢市が運営している競馬場でお金がありません。しかも収益が満足に上がらず廃止の危機に遭っています。
そうなると収益を上げるために必然的にあれこれ工夫したファンサービスが生まれてくると想像がつきます。
アイディア勝負のサービスはよかろうと悪かろうと心に響くから気持ちいいもので、どんなサービスが待っているかを考えるだけでテンションが上がってきます。
金沢競馬場の場内案内図。パネル1枚に見事に収められた分かり易い地図ですね。
ほらいきなりきました。知恵を絞ったファンサービスが。
逆両替って。小銭で膨らんだ財布をスリムにしてくださいというサービスですね。心配ご無用。馬券に突っ込んで財布はスリムですから。
馬も地元の言葉を使っておもてなし。アルゲンテ?Argente?
後日調査した結果、「げん」というのは金沢で使われている方言(そら誰でも分かるわ)で、関西弁の「ねん」に相当するそうです。
ですから、「あるげんてー」は「あるねんてー」。標準語にすると「あるようだ」となります。
なおフィンランドのスキージャンプ競技の英雄アホネンは金沢の手にかかるとアホゲンになってしまうとか。そんなアホな。
これの意味は分かります。見ていきなさいよ、と訳されるはず。まっしの意味は「~していきなさい」の柔らかな表現です。
くどいようですがアルゼンチンのサッカーの英雄メッシは金沢の手にかかってもマッシにはなりませんから。
せっかく金沢くんだり旅打ちに来たので、リッチに有料席で見るのも手でしたが、今日は場内を色々とウロウロしたいので次の機会にと見送りました。
随分と包括的な表示。分からない事があればここに行けばいいってことでしょう。
レトロなテイストがグッド!
スシは食べてもスリには注意。っていつの時代の看板?
スリが出るくらい賑わっていた時代があったという事ですね。北陸新幹線が開通し首都圏へ人口流出が加速するでしょうからスリも商売あがったりでしょう。スリも新幹線を使って上京するかもしれませんねー。