レースコース概要
阪神競馬場は内回りと外周りの2コースあります。
阪神競馬場の1,2コーナーはスパイラルカーブといわれる、中心点が異なる複数の弧をつなげて1つのカーブを作ったものになっています。
オープン以上の競走では外回りコースをよく使っています。
コースデータ
芝内回り 1周約1,700m 幅員約26m 直線約358m 高低差1.9m
芝外回り 1周約2,100m 幅員約26m 直線約474m 高低差2.4m
ダート 1周約1,520m 幅員約24m 直線約352m 高低差1.6m
H型のゴール板はHANSHINの頭文字かしら。(駄洒落です)
阪神競馬場は、桜花賞までの牝馬クラシックロード、すなわち阪神ジュベナイルフィリーズ、チューリップ賞、阪神フィリーズレビュー、桜花賞の全4戦の舞台となり、その一連のドラマを観戦できる競馬場です。
そして春は大阪杯と宝塚記念、秋は朝日杯フューチュリティSの舞台になります。天皇賞春の前哨戦となる阪神大賞典も名勝負が沢山繰り広げられてきました。
年々存在感を増している阪神競馬場のコースの写真を見ていきましょう。
最近の阪神競馬場の芝コースは速い時計の出る馬場ですが、1990年前半の阪神はとにかく時計のかかる馬場でした。
東京競馬場の2,000mのレコードがヤエノムテキの出した1’58”2だった時代に、阪神競馬場の2,000mのレコードは2’03”3だった時代がありました。
そのため軽い馬場の苦手な馬が阪神競馬場に活路を求めて出走したものです。
フランスでデビューし、同国で4勝を上げたジャムシードという馬は、日本に凱旋したものの勝てなかったので、フランスの馬場に近そうな阪神競馬場のレースを選んだというお話があります。
ここで現在の桜花賞の舞台となる芝1600m外回りコースについて簡単に説明します。
1,600m戦は2コーナー奥からスタートし、3コーナーまで向こう正面を走ります。スタートからしばらくコーナーがないので、いいポジションを争ってレースがせわしなくなるような事はあまり見られません。
おむすび型のコースで施行されていた時代の桜花賞の道中は、見るからにせわしなく、魔の桜花賞ペースと称されるハイペースになるときが多くありました。
その当時と比べて現在の桜花賞は見た目はとても落ち着いたレースになりました。ただし、先行馬が沢山いるレースでは見た目以上にペースが速くなっている事があります。
外回りコースの4コーナー。右側に見えるのは宝塚記念の行われる2,200mのスタート地点です。
外回りコースの場合、レースがこの辺りまで進んでも騎手たちの動きは静かです。この辺りで騎手の手綱が動いている馬の馬券を持っていたら、頭を抱えてうずくまって良いでしょう。
内回りコースの4コーナー。
外回りコースができて見晴らしが随分と良くなりました。
内回りコースの場合、この辺りでレースが動きます。
阪神競馬場のゴール前には坂が設けられています。
高低差は約1.8m、勾配は1.5%あります。
日本一の勾配を誇る中山競馬場が2.03%で、それに次ぐ急坂です。
重賞競走
1月
開催無し
2月
アーリントンカップ GⅢ
阪急杯 GⅢ
3月
チューリップ賞 GⅢ
毎日杯 GⅢ
フィリーズレビュー GⅡ
阪神大賞典 GⅡ
阪神スプリングジャンプ J-GⅡ
4月
アンタレスステークス GⅢ
阪神牝馬ステークス GⅡ
大阪杯 GⅡ
桜花賞 GⅠ
5月
開催無し
6月
マーメイドステークス GⅢ
鳴尾記念 GⅢ
7月
開催無し
8月
開催無し
9月
シリウスステークス GⅢ
セントウルステークス GⅡ
ローズステークス GⅡ
神戸新聞杯 GⅡ
阪神ジャンプステークス J-GⅢ
10月
開催無し
11月
開催無し
12月
チャレンジカップ GⅢ
阪神カップ GⅡ
阪神ジュベナイルフィリーズ GⅠ
朝日杯フューチュリティS GⅠ