水沢競馬場グルメ特集
水沢競馬場のグルメ情報をお届け・・・、と言いたい所ですが、この日は既に盛岡競馬場で苦しくなるくらい食事を摂っていたのと、訪れたのが14時を回っていた事で何も食べられませんでした。
簡単な店舗情報と水沢周辺のグルメにつき事後調査したものをご紹介します。
水沢競馬場のグルメスポットは中庭広場を奥に進んだところにあります。
2つの食堂があり、お店の前でもつ煮込みを販売しています。
まずは水沢食堂です。
おにぎり、ホルモン、やきそば、やきとりと定番商品を揃えてくれています。
有限会社水沢食堂のすぐお隣に(有)水沢食堂支店の看板がかかったお店があります。
遊び心が楽しいです。
水沢食堂の隣にある丸大食堂です。
メニューは水沢食堂と同じく定番メニューを揃えています。
訪問当時の私は盛岡競馬場でお腹一杯食べたので食欲は全くありませんでした。ですが折角水沢競馬場まで来ているのに何も食べないのは勿体無い。焼きそばならばお腹に入るだろうと思い水沢食堂を訪問しました。
ところが水沢食堂のやきそばは売り切れ。それでも新たに作ろうかと声をかけてくれた店員さんの親切心を頂けたので心は満腹になりました。
簡易な造りの休憩所です。
おそらく右に見えるコカコーラの自販機で飲み物を買って簡易小屋で飲むシステムになっているのでしょう。簡易小屋ですが清掃は行き届き、居心地は悪くなさそうでした。
もう10年以上前になりますが、大阪梅田の第三か第四ビルの地下の一角に無人カフェと呼ばれるスペースがありました。
その無人カフェは狭い、清掃が不十分、さらに自販機が放出する温風で蒸し暑い、カフェと名乗ってはいけないような環境でした。
水沢競馬場に行ったついでに押さえておきたいご当地グルメ
水沢競馬場は静かなところですが、周り(といっても数十キロ圏)には知名度の高い観光地と派手な食材が存在します。
田むらの梅
水沢競馬場から南に20kmほど行くと世界遺産に指定された5つの史跡がある平泉があります。その平泉から更に南へ10km足らず行くと一関という町があり、そこに総本店のある松栄堂のお菓子です。
田むらの梅は100年ほど前に誕生し、昭和三年には宮内省(現在の宮内庁)に献上した事のある歴史と伝統のある名菓です。
名前の由来は旧一関藩主田村家14代丕顕公が二代目田村右京大夫建顕公の雅趣を偲び、これを梅菓子に託して欲しいと松栄堂初代店主小野寺主馬蔵に命じ、小野寺が見事期待に応え、その梅菓子に田村の家名を冠することを許されたのが始まりです。
岩手の田村といえば水沢競馬場の道中にあった阿弖流為を討った坂上田村麻呂を連想しますが、田村麻呂とは関係ないようです。
この梅菓子は箱の外まで梅の良い香りがするお菓子で、上品な甘さとほどよく抑えられた梅の酸味が心を潤してくれます。
なお県内に12店舗出店していて、水沢競馬場に近い所では「いわて生協アテルイ店」で買うことができます。
いわて生協アテルイ店
所在地 岩手県奥州市水沢区佐倉河字東沖ノ目123
営業 10:00~21:00
会社データ
社名 菓匠松栄堂
創立 1903年
本社 岩手県一関市地主町3-36
事業内容 和菓子の製造販売等
くるみゆべし
くるみゆべしは柚餅子(ゆべし)の一種で、甘く味付けした餅の中にくるみをまぶした和菓子です。
柚餅子は平安時代に生まれたと言われる歴史のある和菓子で、東北地方の柚餅子と中国地方の柚餅子で味が異なるなど、地域の特色の出るお菓子です。西日本ではゆずゆべし等も売っているそうです。
味と食感はきびだんごと似ています。ほんのりとしょうゆ味が加わっている点がきびだんごと異なります。もちの柔らかく粘っこい食感とくるみのカリッとした食感のコンビネーションが楽しく、また程よい甘さが後を引く美味しさです。
形状と大きさも千差万別です。お茶請けに合う柚餅子は2,3口で平らげられる大きさになっています。他方、たらふく食べたい人向けにウイロウのようなサイズの柚餅子もあります。
会社データ
社名 株式会社甘仙堂
創立 1984年
本社 宮城県名取市下余田字鹿島132
事業内容 和菓子の製造販売等
上の画像は水沢競馬場からの帰り道に購入し、車内で気が付けば平らげてしまったくるみゆべしです。ういろう並みのサイズでしたが、あまりに美味しかったので一気に食べきってしまいました。柚餅子はやみつきになる美味しさです。
因みに写真左側に写っているのはふかひれスープです。気仙沼の名産と言えばふかひれが有名なので一緒に買ってみたものです。帰ってから食べましたが美味しかったですよ。
前沢牛
東北屈指の知名度を誇る和牛です。
競馬場を紹介するサイトなので競馬らしい視点で前沢牛を紹介すると、父但馬牛、母隠岐牛を祖とする種で、水と空気のうまい前沢の血で独自の発展を遂げました。
そして昭和53年には肉の販売価格のレコードを樹立しました。
生産者たちが日本一の牛と自負する前沢牛は一度どこかで食べてみたいと思います。
盛岡競馬場グルメ特集のページでも盛岡でしか食べられないものを紹介しています。東北地方のお土産選びに一度覗いて頂ければ幸いです。