場内散歩その1 スタンドとパドック編
このページでは中山競馬場のスタンドとパドックを紹介いたします。
東京競馬場と異なり中山競馬場のスタンドは1つだけです。
機能的で美しい中山競馬場を写真を交えてお伝えしたいと思います。
中山競馬場 スタンド編
JRAの主要4大競馬場の印象を私が漢字一文字で表すなら、
東京競馬場は「楽」、阪神競馬場は「憩」、京都競馬場は「淀」・・・。
そして中山競馬場は「賭」になります。
とにかく馬券売り場が多い、そんな第一印象です。
みんなの味方、twodaysは至る所にありますが、スタンドを歩いていると馬券販売機が整然かつビッシリと設置されています。
東京競馬場、大井競馬場、阪神競馬場の各スタンドには馬券とは無関係な場所が意外と散りばめられていて、歩いているだけで楽しくなったり、立ち止まって景色に見とれたりすることがあります。
後述するスタンド内の食事処はワクワクする空間ですが、そこ以外の馬券売り場エリアは賭場ムードが充満しています。
中山競馬場の館内はまるでWINSのようで、他の主要競馬場と違って博打の場に徹している印象を受けます。ただ、博打の場に徹しているからといって、暗さや柄の悪さは無いので安心して競馬を楽しめます。
世の中、変に爽やかさを押し出しているものほど胡散臭く見えるものです。中山競馬場の賭場感を隠さない姿勢はむしろ清々しさすら覚えます。
街づくりの目線で見れば、ギャンブル場が色々ある船橋市の特徴を出したとみる事もできなくありません。こじつけが過ぎますか。
JRAはファンに勝ち馬投票券を売るのが本分ですしね。有馬記念の馬券を買いたいファンが混雑で馬券を買えなくなる事態は絶対起こさない!というJRAの強いメッセージみたいなものを感じます、はい。
もっとも中山競馬場には娯楽性が全く無いわけでなく、スタンドの外に出れば馬券以外の楽しさのある場所がありますし、スタンドの中にはお洒落なデザインをしたレストラン街も用意されています。
というわけで、続いて食事処を紹介いたします。
中山競馬場のスタンドは吹き抜けの空間を使って「賭場」と「食事の場」をはっきり区分しています。
写真右が賭場で、左が食事の場です。
B1FからGFまでビッシリとお店が連なっています。
フードコート、テイクアウトではなくレストランでゆったり食事を楽しみたい競馬ファンには魅力の店舗数ではないでしょうか。
この食事エリアは賭場と切り離されているので、午前中に派手にやられてカッカしている場合、頭を冷やすために立ち寄るのも良いかもしれません。
入店待ちの人の為にベンチが設けられている用意の良さ。この日のベンチは競馬の予想の場として使われていました。ありゃりゃ・・・。
もう少し中山競馬場の食事に興味がある方は中山競馬場グルメ特集のページも宜しければご覧ください。
吹き抜け部分のカーブと旗のような飾り物の曲線が美しい。眺めていると楽しい所へ来た気分にさせてくれます。馬券売り場のエリアとは打って変わってワクワクする場所です。
有料ゾーンはカーペット敷きで無料ゾーンはタイル貼りですか。ソファの素材も何か違って見えますね。
新年に放送される某テレビ番組で一流芸能人と普通芸能人の扱いの変え方みたいな分け方です。
金を払って遊びに来た客には良い待遇を。そうでない客にはそれなりに。
他所の競馬場も同じ取扱いに違いないのでしょうが、それを大っぴらに見せてしまうのがナカヤマイズムってやつでしょうか。良いセンスだと思います。
中山競馬場 パドック編
スタンドのベランダから眺めるようになっている中山競馬場のパドックです。1階部分は画像の見た目より収容力があります。
パドックと本馬場の間に馬券売り場があり、そこに大勢のお客さんがいるので、レースごとにパドックと本馬場を往復する競馬ファンは大変だと思います。
中山競馬場のパドックは競馬の熱気を逃さない設計になっていて、他の主要競馬場には無い独特の閉塞感があります。
東京や阪神のパドックは、来た人の目に触れ易い場所にあり、京都競馬場のパドックは開放感に溢れています。
浦和競馬場のパドックにある電光掲示板と比べるとデカイなあ。
さて続いては中山競馬場ならではの観戦スポットをご紹介します。