競馬場へ行く ~全国競馬場漫遊記~
中山競馬場グルメ特集
中山競馬場には沢山の食事処があります。
入居テナントを簡単に紹介しますと、JRAの競馬場でお馴染みのtwo-days、吉野家グループ(吉野家、京樽)、、築地銀だこ、梅屋、などなどお馴染みの店舗がズラリと揃っています。
東京競馬場と同じテナントが複数入居しているので、東京競馬場グルメ特集と併せてチェックしていただければ幸いです。
中山競馬場にも魅力的な店舗がある。
でしょう場内散歩その1スタンドとパドックで書いたように、中山競馬場のスタンドは「賭」と「食」が他の競馬場より明確に分けられています。
食事できるエリアは上の画像にあるとおり店舗数はかなり多く、そして密集しています。あっちへウロウロ、こっちへウロウロと食を求めて彷徨う事は無いでしょう。
馬券売り場のエリアには、JRAの競馬場ではお馴染みのtwodaysが満遍無く配置されています。馬券勝負の合間に軽食とアルコールを楽しむことができます。
画像はTwo daysで購入したコーヒーとドーナッツです。
Two daysは全国の競馬場にありますがコーヒーの味は競馬場ごとに異なります。東京競馬場のコーヒーはサントリーのBossの味に近い気がします。府中にサントリーの工場がある関係でそちらから仕入れているかもしれません。
中山競馬場のTwo daysのコーヒーは味が週ごとに変わります。喫茶店のような本格的な味の日もあればそうでない日もあります。
ドーナッツはパンにチョコレートがかけられたような味です。東京競馬場の本命ドーナツ、大穴ドーナツとは異なる味です。数に限りがあるので早めに購入されることをお勧めします。
「食」のエリアでも画像のようにレストランの前に設けられた座席で予想に没頭する事ができますので、食を楽しみながら競馬モードでいる事も可能です。
「食」のエリアでお勧めなのは、東京競馬場のフードコートでおなじみのらーめんど・みそです。
ラーメンが食べたいときは勿論のこと、何を食べようか決めかねているときもお勧めです。期待を裏切らない美味しさです。
東京競馬場と同様に人気店なので、お昼時は大変混雑します。11時を過ぎたら速やかに買いに行きましょう。11時30分では少し待ち、12時になると行列が出来てしまいます。
続いてはど・みそさんと同じ並びにある、らぁめんや楽さんです。
具材と味付けはオーソドックスな東京ラーメンの様式ですが1つ1つにこだわりが窺えます。特にチャーシューとメンマは一口食べただけで手を抜いていないのが分かる味です。
ここで一息デザートのご紹介を。
お店の名前は耕一路(こういちろ)さん。場所はスタンド1Fにあり、パドックと外の観戦エリアを結ぶ動線の中間あたりです。中山開催時のデザートタイムには大抵行列が出来ているのですぐ分かると思います。
銀座に喫茶店を出している本格派コーヒー店で、たしかな味のコーヒーを淹れてくれます。そしてこのコーヒーと同じくらい支持されているのがモカソフトです。
モカソフトはカップにソフトクリームを巻いたもので、ベースはフレークとワッフルがあります。コーヒーとセットで楽しめば、馬券の負けなんか忘れてしまいます。
ごく個人的な好みですが、モカソフトの容器とスプーンの品質が良いです。令和のプラスチック容器は総じてペコペコで危なっかしいですからね。
レストラン街はたっぷりと座席数が確保されています。大人数で中山競馬場へ遊びに来た場合にお昼をレストラン街で済ます事は可能です。
中山競馬場のレストラン街には若者に人気のあるピザやパスタ、幅広い年齢層に支持されているお寿司等が楽しめます。パスタは東京競馬場の人気店パスタdeドマーニさんが入居しています。
こちらのレストラン街の飲食店もテイクアウトができるお店があります。ですので、こちらで食事を買ってスタンド観戦しながら食べる事も可能です。
一方、色々な食べ物をつまみながら1日中競馬を楽しみたい方はスタンド地下1階にあるファストフードプラザをお勧めいたします。
東京競馬場の食事処はメモリアルスタンドとフジビュースタンドに分散していますが中山競馬場は1か所に集中しています。
ここらで実食レポートに移りたいと思います。
ファストフードプラザで売っている物は基本的にテイクアウトが前提なっていますので、自分の食べたい場所で食べる事ができます。
ということで、第1弾はオリエンタルのミートスパゲッティ。東京競馬場の人気店ドマーニの昔ながらのミートソースと食べ比べをしたくなり買ってみました。
ドマーニさんのミートスパゲティに比べてあっさりした味です。さっぱりした味が食べたい日はオリエンタルさん、それ以外の日はドマーニさんと食べ分けるのが良いと思います。
続いてオリエンタルの焼きそばです。
川崎競馬場のやきそばが名物料理のやきそばだとすれば、こちらは軽食に徹したやきそばといった感じです。小腹が空いた時にうってつけのボリュームです。
福三のやきそば。
味は、オリエンタルのやきそばが「淡」ならば、福三の焼きそばは「濃」です。濃いと言ってもコテコテではなく、さっぱりとした中にコクがある濃厚さです。
東京競馬場の福三さんもそうですが、JRAの競馬場で食べられる焼きそばの中では完成度の高い焼きそばです。食べ応えがあります。
定番のフライドポテト。今更味について語る必要は無いでしょう。当然ですが買った直後が最もおいしいです。満腹でもパクパク入ってしまう食べやすいポテトでした。
中山競馬場へ遠征のお土産にしたい千葉の名産品
ここからは中山競馬を楽しんだ後に千葉のお土産を買って帰ろうとされている方に千葉の名産品や人気のお土産を紹介していきたいと思います。
千葉県のお土産となると落花生関連の商品が圧倒的に多くなりますが、ここでは落花生以外のお土産も紹介したいと思います。
八街産落花生
千葉県の名産品と言ってまずはじめに挙げたいのは落花生です。
千葉県産の落花生は高価です。気軽に買える商品ではありません。ですが、1度食べれば価格に納得できる味だと分かります。特に千葉県八街(やちまた)産の落花生の評価が高いようです。
八街産の落花生はからっとしていて、食感、風味、後味のバランスが取れています。つい食べ過ぎても胃のムカつきが来ないところから、優れた食材である事が分かります。
ピーナッツキング
ピーナッツキングとはピーナッツがまぶされたクッキーです。
ピーナッツとクッキーの組み合わせは焼き菓子の王道です。ピーナッツキングは普通より多くのピーナッツがまぶされているのが特徴です。
食べるとピーナッツの粒がボロボロ落ちてくる気前の良さなのに、お求めやすい価格設定になっています。
落花生ゆべし
落花生ゆべしとは、甘く味付けされた餅の中に落花生が入っている和菓子です。
私と柚餅子の出会いは大人になって随分と経ってからです。盛岡競馬場と水沢競馬場を訪れた帰りに食べた柚餅子(ゆべし)が最初の出会いでしたが、それ以降柚餅子の美味しさの虜になってしまい、首都圏で美味しい柚餅子が売っていないか探していたら発見したのが落花生ゆべしです。
一般的に柚餅子はお餅の中にくるみが入っていますが、この落花生ゆべしはくるみではなく落花生が入っています。
柚餅子の餅の美味しさはそのままに落花生の食感と風味が加わりました。くるみの柚餅子と食べ比べ、両方の良さを是非お楽しみください。
会社データ
社名 株式会社やます
創立 1969年4月
本社 千葉県市原市国分寺台中央7-16-2
事業内容 観光土産製造卸売業等
コカ・コーラ ジョージア マックスコーヒー
缶コーヒーメーカーとして揺るぎない地位を築いているジョージアが送り出した地域限定商品です。千葉エリアで30年以上愛されてきたやみつきになる味です。
成分は乳分として練乳を100%使用しており、ミルキーな味わいとなっています。
中山競馬場周辺のジョージアの自動販売機で売っている場合があるので、お帰りの際に自動販売機を注意深くご覧になってはいかがでしょうか。
会社データ
社名 日本コカ・コーラ株式会社
創立 1957年6月
本社 東京都渋谷区渋谷4-6-3
事業内容 清涼飲料の製造販売
中華そば とみ田
着実に人気と実力を伸ばし、今や全国屈指の知名度を誇るラーメン屋さんです。
お店で提供するラーメンにとどまらず、レンジで温めるコンビニのラーメンやカップ麺も展開していますが、せっかく中山競馬場まで来たならば、もう一足伸ばしてお店のラーメンを食べに行くのも良いと思います。
店舗データ
屋号 中華蕎麦とみ田
本店 千葉県松戸市松戸1339高橋ビル1F
伊勢海老
千葉県は東京湾岸、内房、南房総、外房の四地域に房総半島の真ん中を加えた5つの地域で構成されています。したがって千葉県は海産物がよく取れるので、海の幸を楽しめる飲食店が多いのが特徴です。
その中で伊勢海老が名産であることはあまり知られていません。南房総から外房方面で調達できる食材なので、中山競馬場付近で食べる事は困難ですが、泊まりで千葉県へ遠征される方は、試しにトライしてはいかがでしょうか。
なめろう
内房から外房方面にかけての名物料理として「なめろう」という食べ物があげられます。なめろうは房総半島沿岸部に伝わる料理で、アジ、サンマ、イワシ、トビウオのいずれかを味噌、日本酒で味を付け、薬味に青ネギ、シソ、ショウガを乗せ、粘り気が出るまで包丁で叩いて作ります。
房総半島沿岸部は中山競馬場からかけ離れた場所なので、ゆったりした旅行計画でないと行けない場所ですが、保存の利かない料理なので、ご当地グルメにふさわしい食べ物です。
