浦和競馬場グルメ特集 前編
浦和競馬場へ何度か足を運び、ようやく気付いた事があります。
それは「浦和では鶏を食べろ」という事。
どのお店もこちらの期待水準を上回る料理を次々と出してきます。
また味の割に値段が安いことも魅力です。
というわけでコストパフォーマンスに優れた浦和の鶏料理を中心に、浦和競馬場で楽しめるグルメを紹介してまいります。
浦和競馬場グルメ特集 前編 このページです
浦和競馬場名物の鶏料理をご紹介しています。焼き鳥の種類は不満無し。味は大満足。
優駿グループがお届けするB級グルメ協奏曲
自動改札機に100円を投入して入り口をくぐれば、活気のある市場のような中庭が見えてきます。
おおよそ町の公園程の広さに、馬券を買いに行く人と飯を食おうとする人が落ち着きなく歩き回っていて、とてもめまぐるしい場所です。
初老の男性が食事中の競馬仲間とモニターに映るパドックと無関係の世間話で盛り上がっていたりします。
おそらく定年退職後の自由な時間を楽しんでいるのでしょう。
現役世代の私は美味しい浦和競馬場グルメに舌鼓を打って、明日の活力を補いたいと思います。
上の写真は浦和競馬場メインのスタンドの2階から撮ったものです。
この写真を撮った場所は中庭のフードコートを一望できる場所で、どの店で胃袋を満たすか戦略を立てるのにうってつけです。
浦和競馬場公式ホームページによると、写真に写っている売店は優駿グループが管理運営していて、不定期に各小間で売る商品を変えているそうです。
小間の上に記号を付して説明していますが、撮影時と売っている商品が異なる場合も考えられますので予めご了承ください。
優駿hの小間にて。
フライ、ホルモン、おでん、やきとり!
スポーツでいえば、対戦相手が震え上がりそうなB級グルメの強力ラインナップ。
提灯には煮込み、おにぎりの字が書いてあります。
カウンターには惣菜店で見かける料理のポップが並べてあり、更にピンクの画用紙にやきとりのメニューまで。
さすがにメニューが多過ぎるでしょう。
膨大な選択肢から瞬時に1つ選ぶのは難しく、特にお昼時は後ろで待つ人がいるのでプレッシャーがかかります。
毎日通う場所なら一つずつメニューを攻略していけばいいのですが、頻繁に足を運べない場所なので、何を買うかとても迷ってしまう店です。
(上)かわ(中)とりみ(下)ねぎま
大井競馬場の某店舗の焼き鳥のほぼ半値。価格は半分でも味は互角以上。良いお店を発見しました。
塩とたれで楽しめます。この日は塩で堪能。
場所は変わり優駿cのお店。
上から、なんこつ、かわ、とりにんにく、ネギ間。いずれも同一価格。
味は素晴らしく食べ応えもばっちり。
とりにんにくはとりの間ににんにくを焼いたものが挟まった、名前そのままの料理。
パンチの効いたやきとりです。
4本買ってハズレ無し。
馬券は外れてもメシで大当たりできる、それが浦和競馬。
もっとアピールしてもいい埼玉の隠し玉グルメ。THE・鶏(ジ・ドリ)!
永遠の臨時店舗。
浦和に来たら食べずに帰るわけにはいかない、屋根と囲いの無い名店です。
左では東松山みそだれやきとり、右ではタマシャモ弁当を売っています。
まずは右側のタマシャモ弁当店から。
やきとりの串に刺す身だけをパック詰めした商品です。
脂肪が少なく旨味が強い~・・・、都合の良いことが謳われている食べ物の多くは平凡な味というのが相場ですが、タマシャモの場合は生産者のPRどおりの美味しさです。
軍鶏のこりこりした歯ごたえと絶妙の味加減を楽しめます。
やめられない止まらない。
あっという間に完食してしまいます。
つづいて左側の東松山みそだれやきとり店の焼き鳥を。
一心不乱に鶏を焼く店の大将が顔を上げて客に嘆く。
「今日はやけに売れ行きが良くて品薄なんだよ。1人1本までね。」
ねぎま串にピリ辛みそだれが塗ってある焼き鳥です。
みそだれが肉を口の中へ次々と誘い込む。
大将の鶏の準備量を恨む美味しさで、これを1人1本限りとはかなり酷な話です。
次は沢山用意しておいてくださいね、大将!
再訪時、やきとりを2本注文することに成功する。
チャーチルもこの手があったかと驚くかもしれない、焼き鳥で作ったVサイン。
こちらのお店ではつくねやねぎまも並んでいますが、大将のお話によればお勧めはかしらとの事。
「東松山はかしらっ!ねぎまはどこでも食べられるっっ!!」
大将の舌と焼き鳥を返す手首が実に滑らかでした。美味しいよといろんな人から声を掛けてもらったのかな?
さいたま鶏事情
埼玉県は地元ブランドの鶏の開発に取り組んでいて「彩の国地鶏タマシャモ(以下タマシャモ)」という名で流通しているそうです。
タマシャモの歴史は意外と古く、開発が始まったのが1984年です。
Wikipedia情報によれば、タマシャモは弾力のある肉質で脂肪が少なく旨味が強い、欠点の無さそうな地鶏です。