場内散歩 フジビュースタンド編
改めて言うまでもなく東京競馬場は日本一の競馬場です。
行われるGⅠの数は日本一ですが、メインスタンドの設備の充実度もおそらく日本一です。
ここからは東京競馬場のメインスタンド、フジビュースタンドとその周辺をご紹介いたします。
マンションで換算したら何階建てになるのか・・・。
フジビュースタンドを初めて目にした時は、佐世保や横須賀で軍艦を間近で見た時に似た感動を覚えました。
人間の手によって、人間の大きさの何百倍にもなるものを作り上げてしまう技術力に感動です。
その巨大な建造物フジビュースタンドが、日本ダービーやジャパンカップになると人がぎっしり埋まってしまうのですから、競馬というコンテンツの集客力の高さを感じます。
10万人近くの人が一斉に歓声を上げた時の音ってどんなものか知ってますか?東京競馬場へ行った事のある人のささやかな自慢。
京都競馬場の歓声ともテレビで聞く歓声とも微妙に異なる独特の絶叫は日本でここしか発生しません。
大レースの馬券を買うなら一度は現地で見ることをお勧めします。花火大会のように現地で見なければ味わえない楽しさが沢山あります。
それではフジビュースタンドの中をご紹介いたします。
写真は東京競馬場正門から高架の歩道を真っ直ぐ進むとフジビュースタンドの入り口があり、そこから入場してすぐの場所になります。
川崎競馬場、浦和競馬場のような鉄火場感はまるでありません。
パルテノン神殿のようであり大型ショッピングモールのようでもある内装に、初めて訪れたときは圧倒されました。
東京競馬場の馬券売り場は場所ごとに内装を変える工夫が施されています。
パルテノン神殿エリアを奥に進むと、ボウリング場の雰囲気を感じる馬券売り場が現れます。
入口付近はショッピングセンターのような場所でしたが、同じフジビュースタンドでも、ちょっと歩けば雰囲気がガラリと変わります。
薄型テレビがこれでもかと並んでいるのに大きなスクリーンが設置されています。府中に工場のある某メーカーとのおつきあいでしょうか。
ここの馬券売り場は船橋競馬場のアタリーナという場所と似ています。
こちらは船橋競馬場のアタリーナという馬券売り場です。
内装だけでなく客層も似てるなー。
再び屋外に出てフジビュースタンドの前を歩いているとホースプレビューと言う案内表示を発見しました。
外側から中の様子が窺えず、エンターテイメント施設では珍しいミステリアスな雰囲気を醸しています。
中に入り下りスロープを進むと辿り着いたのはシャッターの閉まった行き止まり。
撮影時は東京競馬非開催時(パークウインズ)だったのでシャッターが下りていますが、開催時にはここから競走馬をガラス越しに見る事ができます。
中山競馬場に新しくできたグランプリロードみたいなものです。
フジビュースタンド中央ステージ付近に、東京競馬場のGⅠレースで活躍した競走馬ウオッカの像が飾られています。もちろん剥製ではありません。
ちょっと細身のような気がしないでも・・・。