東京競馬場への道 その2
東京競馬場への道その2ではJR府中本町駅からのルートおよび京王府中競馬正門前からのルートをご紹介いたします。
府中本町駅から東京競馬場西口へ
府中本町駅から東京競馬場への道は写真にある専用通路が設けられているので説明不要でしょう。
ベテランファンや競馬場グルメファンは専用通路を途中で降りて、昔ながらの食堂に立ち寄る愉しみを知っています。
最終レースを終え、戦い疲れた馬券戦士たちはここで酒をアオリ、愚痴を吐き出し、明日からの1週間へ気持ちを切り替えるのでしょう。
東京競馬場西口ルートには利便性を追求した結果、JRA関係者がどこかに置き忘れたが何かがあります。
それは経済性、合理性では評価されない競馬を楽しむ人たちへのおもてなしの心ではないでしょうか。
京王・府中競馬正門前から東京競馬場正門へ
府中競馬正門前駅から東京競馬場へ続く道には、そこかしこに馬券を買わせる、否、競馬レジャーを楽しんでもらうための仕掛けが施されています。
府中の坂、といっても残り500mの直線に待ち構えているあの有名な坂ではありません。府中競馬正門前駅の改札を出て右側にある下り坂です。
この坂は1階の正門に相当する場所に至る道で、写真右上に見えている高架の歩道が競馬場の正門へ続く渡り廊下になります。
看板の表示通り勾配のきつい坂なので、足下に不安を抱える方は渡り廊下を利用することをおすすめします。
府中競馬正門前の風景です。
電車が到着した直後は競馬場へ向かう人々で混雑していますが、降りた客が一通り競馬場へ向かってしまえば、上の写真のように人影まばらな場所です。
ですから正門前で待ち合わせた人と中々合流できないおそれはありません。
府中競馬正門前駅の改札を出ると待ち受ける景色。
競馬ファンがシューッと競馬場に吸い込まれるように映ります。馬券の券売機にシューッと紙幣が吸い込まれる様子と重なりませんか?
設計者は競馬という娯楽の本質を見抜いているかのようなデザインです。
もう少し駅前周辺の景色をご紹介します。
駅改札を出て左側から見た景色です。
電車から降りる人のいない時間帯はのどかなもんです。
アハルテケ像。黄金の馬とあります。
アハルテケとはトルクメニスタン原産の馬で現存する馬の品種の中で最も古い品種の一つです。
アハルテケの特徴は頑丈で持久力に優れている点で、水と食物の乏しい環境にも適応できるたくましさを持ちます。
現代サラブレッドにも三大始祖の一頭バイアリータークを経て、その能力と特性を伝えています。
そしてなんといっても最大の特徴は金色に輝いているようにみえる毛色です。
鹿毛、月毛、河原毛の個体で光沢のある馬体を見ることができるといわれています。
競馬場へ皆で遊びに行った際にアハルテケに関する薀蓄を一発かましてみるのも一興かもしれません。